皆様、こんにちは。
植松真央です。
猛暑が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、空堀「蔵」本店の建物を紹介します。
エクチュアは実は心斎橋の中心地が発祥で、今の場所には2003年に移りました。
リノベーション前にこのお屋敷全体を見た時は、夜見たこともあり古さがより際立ち、ここで大丈夫なのかと驚いたことを今でも覚えています。
そんな不安とは裏腹に、お屋敷は複合施設「練」として素敵に生まれ変わり、エクチュアはその中の「蔵」にお店を移店しました。
歴史あるお屋敷ですので、今では「練」全体が登録有形文化財となっています。
エクチュアのある「蔵」は築200年以上経っており、随所にその歴史が刻まれています。
その一つとして、1階部分の柱には墨字で江戸時代と思われる年号や生業が書かれており、昔の蔵の用途を知ることが出来ます。
今は、文字が消えないようアクリルでカバーされ、現代語説明文を添えています。
もし1階席に座られたら是非見てみて下さいね。
他にも、大きな梁や壁に目を向けると、「ノップ碍子(がいし)」というモノが沢山付いています。
ノップ碍子とは、昭和前半電線を屋内に通す為に使われてたパーツです。
この時代は、まだ電線を布で覆っており絶縁性が低かった為、壁や柱に直接電線が当たらないようにする為に使われていました。
ご年配の方がご来店して下さると、コレを見て昔を懐かしんでくれています。
時代も用途も変わり、蔵は今ではチョコレートショップとして皆様に見て頂ける空間となっています。
極暑で疲れた時はちょっとひと休憩、
チョコレートでパワー充電しに来て下さいね。