皆さんこんにちは。
二代目ショコラティエの植松真央です。
4月も半ば、春の陽気が気持ちいいですね。
家の近くではツツジが咲き始めていました。
春は何かを始めるタイミングには良い時期だし、40歳を節目にと思い、私は茶道を習い始めました。
そして、先月末に、初めてのお稽古に参加しました。
お稽古は、大阪城西の丸庭園内の「豊松庵(ほうしょうあん)」で行われました。
豊松庵 ※下記参照
静寂に包まれた空間の中、茶道未経験な私は、茶室へ入るだけでも緊張し、頭が真っ白になりました。
お茶を運ぶ際は右足から歩き出すと教えてもらった直後なのに、どっちの足が先だったか頭がこんが
らがり、体が熱くなりました。
本当は、その空間や情景・空気の流れから、静寂の中の安堵や程良い緊張感を味わえると思うのです
が、この日は趣を楽しむ余裕はまったくありませんでした。
今はこんな状態ですが、少しずつ作法が身についていくと、見えるもの感じるものも変わるはず。
茶の湯の奥深さを堪能出来るよう続けていこうと思います。
そして、茶道を通して新たな感性を身につけて、これからの日本の伝統や文化の中に海外の食文化
であるチョコレートがもっと溶け込んでいけるよう、邁進していきたいと思います。
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豊松庵について
その昔、太閤秀吉が茶聖千利休を迎え、城内で茶の湯を楽しんだことなどから、
大阪城は茶道に大変ゆかりの深い地であるといえます。
この史実により市民の皆様に茶を楽しんでいただこうと、松下幸之助が昭和44年
3月起工、同年11月に完成し、大阪市へ寄贈された茶室です。
茶を好んだ太閤秀吉にちなんで、豊臣の「豊」と松下の「松」から「豊松庵」と
名づけられました。西日本最大級の茶室。
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